[Unity] iOS アプリをApple Storeに公開する為の設定

Unityで作ったアプリをXcodeでビルドしてiPhone上でテストが済んだ後は、Apple Storeで公開できるように申請する手順について見ていきましょう。
 
unity-ios-release_01

Unity 2018.1

 




申請に向けた設定

 
手順としては以下のようになります。

  1. アプリをiPhone実機上でテストする
  2. アプリを公開する為の設定
  3. iOSアプリを登録、申請して公開する

iOSを公開するためにAppleにアップロードはXcodeから行いますが、ここが難関です。アイコンが足りないなどまた戻ってUnityでの設定をすることもありますから確実に押さえておきましょう。
 

 

Build 設定

 
「File」「Build Settings…」設定ダイアログを開きます。
「Add Open Scenes」でリリースしたいSceneをリストに載せチェックされている事を確認します。
 
PlatformがiOSに設定されていなければiOSに設定後「Switch Platform」ボタンをクリック
 
ios-release_02
 
次に「Player Settings…」をクリックすると「Inspector」が現れるので、そこから各種設定をします。
 
ios-release_03
 
ここでは最低限度必要なものだけ扱いますが、細かな設定についてはUnityのマニュアルにあります。iOS Player Settings

 

icon

 
icon をAssetに入れ「Sprite」に設定します。
iPhone, iPadなどそれぞれOSによるサイズの画像をアサインするようになっています。
 
これ全部作るのか?!昔は自動で作る機能があったはず…
ということで、ドキュメントを見ると
 
「任意のアイコンテクスチャが省略された場合、最も近いサイズのアイコンテクスチャがそれに応じてスケーリングされます」
 
といことなので、大きいサイズのアイコンを
選んでそれぞれのボックスに入れていくと複数のサイズの異なるiconが作られます。
 
ios-release_04
 
ちなみに、最終的にXcodeに展開した後でImages.xcassetsをのぞいて見ると確かにサイズが変換されているのがわかります。
 
ios-release_05

 

Resolution and Presentation

 
Resolution and Presentation の設定に入ります
画面ローテーションの初期設定と
Status Bar を表示・非表示の設定をします
 
ios-release_06
 
ゲームではあまりローテーションしないほうが扱いやすいでしょうか
Status Barも邪魔だったりしますね

 

Splash Image

 
Splash Image は有料版での機能です。無料ライセンスではUnityのロゴが表示されます。

Debugging and Crash Reporting
は必要に応じて設定します。

 

Other Settings

 
「Identification」の設定

  • Bundel Identifier:
    「Company Name」と「Product Name」の設定は既に終わっていると思いますが
    com.hoge.TestApp のようにInspectorのCompany NameとProduct Nameから作ります。これは申請に使うApp IDに関係します、ここで決めて、後でそれに合わせて iTunes Connect に登録することもできます。
  • Version:ドットで区切られた(例えば4.3.2)数字を含む文字列の一般的なフォーマットで指定しないとエラーになる可能性があります。
  • Build:ユーザーには表示されない自分で管理するバージョン番号です。例えば公開するバージョンが1.1.0であっても、未申請の状態で修正してアップロードを繰り返すたびにBuildをカウントアップしないとアップロードできなくなります。

ios-release_07b
 
その他に
Version はiTunes Connect で登録したものと合っていないと後々Xcode の Archive でエラーなります。
 
Target Device, Target iOS version などを設定します。ただ、ここで決定しなくてもXcode での修正も可能です。
 
 
これで「Build」します
Build が終わったら、プロジェクトが出力されるのでXcodeで開いて申請作業を行います。
 
 
手続きは多少煩雑なので、そちらを解説したページで進めてください

  1. アプリをiPhone実機上でテストする
  2. アプリを公開する為の設定
  3. iOSアプリを登録、申請して公開する