[Unity] スマホのシステム情報を取得する

Unityを実行させる環境がAndroidやiOSなどで異なるため様々なシステム情報を取得して、それに応じて切り替える必要がある場合があります。そういった情報はSystemInfoから引っ張ってくることができます。
 
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Unity 2018.2

 




SystemInfo

 
SystemInfo – Unity スクリプトリファレンスにはCPU情報、グラフィックに関するもの、画面解像度やバッテリー情報などの取得できるプロパティがあります。これらのいくつかを試しにAndroid と iOSで取得してみたいと思います。
 

 

Textの設定

 
こちらでCanvas上にテキストを表示する方法が示してあるので、これに沿ってシステム情報を表示してみます。

Unityは3D/2Dのオブジェクトを主に使ってゲームを作りますが、テキストで説明したり、ポイントを表示したりする必要もあります。Textの...

「Hierarchy」「Create」「UI」から「Text」を選択するとCanvasの下にTextが作られます。
 
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TextのInspectorを開き Rect Transform の Width, Height を大きくして、Text(Script)の Font Size を例えば 40 に変更します。フォントの色も明るい黄緑色に変更してみました。
 
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背景をグレー調にするため、例えばMain CameraのZ軸を45°回転させておきます。

 

Script作成

 
Textにシステム情報を表示させるscriptを記述します。改行を繰り返して情報を並べました。
SysInfo.cs

 
空のGameObjectを生成して、このScriptを入れます。
 
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このGameObjectにScriptが反映されたので、public な変数SysinfoにTextを設定します。
 
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iPhone X で確認

 
以下を参考に、iOSにスイッチしてプロジェクトを展開。iPhoneにインストールして実行します。

アプリをMac上で確認した後は、iPhone実機にダウンロードしてテストをしてみます。Unity からはXcodeのプロジェクトが出力され、...

iPhone X で表示されました。
 
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Nexus 5X で確認

 
以下を参考に、Androidにスイッチして Build & Run で実機にインストールし実行。

Unityで作成したアプリをPC上で確認した後は、ターゲット端末に落として実際のテストをします。 これはAndroid向けにBuildして...

Nexus 5Xでの表示です。
 
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Reference:
SystemInfo – Unity スクリプトリファレンス