UnityアプリをiPhone用に作成する場合に、ハードウェアの依存性の確認が必要です。ただそれを毎回Xcodeプロジェクトとして吐き出してBuildテストするのでは手間がかかりすぎます。そのためのアプリが Unity Remote です。ライトニングUSBケーブルをつないですぐにテストできます。
Unity Remote 5
こちらに Unity Remote の説明がありますが、PCのUnity環境では確認できないものについて、入力データがエディターにストリーミングされます。
- タッチインプット
- 加速度計
- ジャイロスコープ
- デバイスのカメラストリーム
- コンパス
- GPS
実際に試してみると分かりますが、表示される画像の解像度は高くできませんし、パフォーマンスも実際にビルドしたケースに比べて悪いです。
実際にiPhoneでのテストはXcodeでビルドしないといけません。
ダウンロードとセットアップ
App Storeのこちらからダウンロードできます:
Unity Remote 5
アプリをiPhoneにダウンロードした後で
ライトニングUSBケーブルとiPhoneをつなぎUnityを起動
「Edit」「Project Settings」「Editor」を選択します
Editor Settingsのダイアログが表示されるので
「Device」を選択肢の「Any iOS Device」に設定します。
iPhone上の「Unity Remote」を起動
通常とおりにGameに切り替えて「Play」ボタンをクリック
UnityのGame画面の後に遅れてiPhoneで表示が始まります。
iPhoneにアプリが表示されます
Trouble Shoot:
iPhoneと繋がらないケースでは
- iPhoneと接続できるのはMacのUnityからです
- iPhoneを再接続、あるいはiPhoneを再起動
- Unity エディターを再起動する、あるいはUnityを終了し、ターミナルから以下コマンドを打ち込んで再起動
1killall unityiproxy - ProjectをiOS platformにswitchする