[Unity] アプリをiPhone上で Unity Remote を使って動かす

UnityアプリをiPhone用に作成する場合に、ハードウェアの依存性の確認が必要です。ただそれを毎回Xcodeプロジェクトとして吐き出してBuildテストするのでは手間がかかりすぎます。そのためのアプリが Unity Remote です。ライトニングUSBケーブルをつないですぐにテストできます。

Unity 2018.1




Unity Remote 5

 
こちらに Unity Remote の説明がありますが、PCのUnity環境では確認できないものについて、入力データがエディターにストリーミングされます。

  • タッチインプット
  • 加速度計
  • ジャイロスコープ
  • デバイスのカメラストリーム
  • コンパス
  • GPS

実際に試してみると分かりますが、表示される画像の解像度は高くできませんし、パフォーマンスも実際にビルドしたケースに比べて悪いです。
実際にiPhoneでのテストはXcodeでビルドしないといけません。

アプリをMac上で確認した後は、iPhone実機にダウンロードしてテストをしてみます。Unity からはXcodeのプロジェクトが出力され、...

 

ダウンロードとセットアップ

 
App Storeのこちらからダウンロードできます:
Unity Remote 5
 
unity-remote_02
 
アプリをiPhoneにダウンロードした後で
ライトニングUSBケーブルとiPhoneをつなぎUnityを起動
 
「Edit」「Project Settings」「Editor」を選択します
 

 
Editor Settingsのダイアログが表示されるので
「Device」を選択肢の「Any iOS Device」に設定します。
 
remote_02
 
iPhone上の「Unity Remote」を起動
 

 
通常とおりにGameに切り替えて「Play」ボタンをクリック
UnityのGame画面の後に遅れてiPhoneで表示が始まります。
 
iPhoneにアプリが表示されます
 
 

Trouble Shoot:
iPhoneと繋がらないケースでは

  • iPhoneと接続できるのはMacのUnityからです
  • iPhoneを再接続、あるいはiPhoneを再起動
  • Unity エディターを再起動する、あるいはUnityを終了し、ターミナルから以下コマンドを打ち込んで再起動
  • ProjectをiOS platformにswitchする